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2011年8月20日 (土)

文芸社削除要求の記事③文芸社・ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の参 「自浄力」

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関沢くんが偽造を認めたことで、退職日が目前に迫っているにもかかわらず、クンちゃんとしてはなんとか格好を整えて会社に報告せねばなるまい。

有給休暇消化なんで知らぬ、というわけにもいかず、連日、周辺の人間から事情を聴き始めた。

すると、ノルマを達成するための便法として新聞広告契約をゲットするということは、契約担当職場ではもはや当たり前田のくらっかー、てなもんやということがわかった。

大半を超える案件が著者側から解除され、あるいは広告代金未納により解除せざるを得ないという状況の中でも、数字を達成するためには無駄を承知で、広告契約取りに相当のエネルギーを費やすのだという。

もちろん、著者がいったんはちゃんと署名・押印した覚書が作成されているとすれば、その大部分がやがて破棄されるにしても、それは違法でもなんでもない。しかし、なんの委任もなく、著者に成り代わってというか、成りすましてというか、契約担当者が自分で署名・押印してしまうのはれっきとした犯罪に該当する。この点は、事情を聴いたすべての人間が、関沢くんも含めて認識していた。越えてはならぬ一線があることはわかっているようだった。

そして、目先の改善策としては、なんだかさっぱりわからない報奨金制度をただちに改めること、長期的にはノルマ設定を常識的なラインに置く必要があること、この2点が聴取した全員から等しく述べられた。ただし、後者については、「簡単に達成できるノルマなら、釈迦力にやるってとこまではゆかないかもしれんというのが人情やん」という経営サイドが言いそうなことを先取りする発言も目立った。
 
一連の事情聴取の中で、関沢くん以外にも同様の「偽造=身代わり作成」に手を染めている人間はおらんかねえ、と水を向けると、二、三の名前が挙がった。

そのうち、「有力」なのは、本山くんと松原くんのふたりだった(いずれも特に名を秘す)。

特に本山くんは、ここ2年ぐらいの間に、千葉のほうのおばあさん著者から各種合わせて10件にものぼる契約を取り付けるという非常識ぶりで、うち確か7件はお金が入らないので解除扱いにしたことがすでに知られていた。

うーん、どうしたもんかね、波紋が広がっていきそうな気配で…。面倒ではあるが、放っぽらかしてもおけないし……

この段階で、まったく不思議だったのは、契約部署のふたつの部の長を兼ねる大林部長にまで事情聴取を終えているのに、契約部署の、というより会社全体を実質的に統括する寺野専務からクンちゃんに何の問合せも入ってこないということだった。

社内廊下等で、すでに聴取を終えた人間に行き会った際に、クンちゃん聴取を寺野専務に報告したか尋ねると、「いや、あれがこの問題の張本人だから、言ってない」「もう、朝から 自分の会社のことに夢中で、この会社のことなんかなーんも考えていないんだから、言ったってしょうがなかんべい」という具合で、寺野専務の行状についてもはや全社に悪評が蔓延していることがわかった。こんな重要な話を、誰ひとりとしてご注進に及ばないほどの浮きあがりぶりだ。(寺野専務の行状記は、追ってアップ。予告をご覧くだされ。)

そこで、クンちゃんは寺野専務にメールを打った。社内事情がまったくわかってねえんじゃないか、と質したが、返ってきたのは「ご忠告ありがとうございます」というもので、こりゃだめだわい、の感を強くした。

そうこうしているうちに、2011年2月28日月曜日となった。

もう退職まで何日もない。なんでもかんでも雑多な問題が放り込まれ、書類のごみ溜め然としたクンちゃんの執務室(写真)も大急ぎで片付けて、明け渡さねばならない。足取りも重く出社すると、この日の朝、契約担当部署がおこなう管理職の朝ミーティングで、この版元としては前代未聞、空前絶後の異変が起こったという。

中間管理職の高地くんが、関沢くんの行為について大林部長(通称辰ちゃん)らの面前で弾劾し、関沢くん以外にも、本山、松原両名などおかしいスタッフが点在するから、ただちに実態を糾明すべしと主張したのだ。

クンちゃんは感激した。この版元に、たったひとりではあったが、「自浄力」が残っていたのである!

高地くんは、前の週の金曜日にクンちゃんから聴取を受けていた。知っていることはすべて話してくれたが、それらを自分の名前で公表することには二の足を踏んだ。

クンちゃんが、「それはそうだよなあ。辰ちゃんが知ってて放っておくどころの話じゃなくて、逆に奨励しているっていうじゃないの。辰ちゃん本人も、自分が奨励している、指示していると[誤解]されてもしょうがないと言ってるけどね。だけど、みんながみんな黙ってちゃあ、この会社は変わらんぞ。今度もせいぜい関沢くんを切って終わりじゃないか」と言うのを、深刻な顔をして聞いていた。

それが、土日の間に、彼の心に何が起きたのか、月曜朝イチで前述の爆弾発言である。

高地発言を受けて、急遽、会社サイドから初めて事情を聞かれた関沢くんだったが、やはりすべてを認めて、3月15日で自主退職することになった。役員会が、賞罰委員会を開かずに退職勧奨した結果だった。

話は前後するが、3月上旬には関沢くん問題の処理と併せて、契約部署全員に対する聴き取り等の調査がおこなわれ、同様行為をしているとの見方が強かった二人のうち、本山くんは事実を認め、関沢くん同様、正規の手続きを経ない格好で退職していったという(クンちゃんは3月8日に撤収して直接の経緯を知らない)。

本山くんの特異な点は、若い人なのに非常に字がうまい人であるということは知っていたが、著者が出版契約書などに実際に署名した筆跡と寸分たがわぬ筆跡で覚書などの偽造書面に署名していた。したがって、関沢くんのように一見して別人の署名であることがわからず、聴取は手間取ったことだろう。松原くんは頑として認めなかったというのだから、濡れ衣だったのだろう。

で、本人たち以外の管理職、役員は少なくとも管理責任を問われたはずだが、どの程度の処分があったのかは寡聞にして現在まで知り得ていない。さらに、うがった見方をすれば、寺野専務らは自らの責任をうやむやにするため、賞罰委員会を開きもせず、一刻も早い収拾に走ったのであろう。

クンちゃんとしては、高地くんは今後大いに用いられ、出世すべき人材と思っているが、会社サイドが今後彼をどう扱うのか、大きな関心をもって注目していきたい。

    
(この項つづく) 

掲載予定記事の一例 
 
(予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)
 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の四
 (契約現場のありさま。圧力をかけられる人びと。偽造は前からの伝統! 実家がハンコ屋だったという、とんでもない話)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の伍
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、寺野専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか)
  東京都に摘発されたMMSを社内でも堂々販売、ほか】 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七
  (契約現場のありさま。圧力をかける側、寺野専務や千場取締役ら高給(級)幹部は何をやっているか)
  【地下サロで有料治療行為も。社長承認ならアキレタボーイズ!】
 
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あの出版費用を取り返せれば…)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。
  寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、
  東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?
 ◆現在 、係争中の裁判リポート

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